ブログBlog

    • 今からはじめるReact.js〜初めてのコンポーネント〜

    • 2015年11月11日
    • react.js
※この記事は http://qiita.com/kuniken/items/963cb977dffd3e662e40 で投稿した内容と同じものです。 前回→今からはじめるReact.js〜準備〜

コンポーネントを作成する

React.jsの特徴は、何と言っても
  • コンポーネント
  • 仮想DOM
です。 React.jsは画面の構成要素をコンポーネントとして実装していきます。 さまざまなコンポーネントをdivタグなどで囲んでいって、ヘッダやボディ、フッタなど それぞれのコンポーネントを作成し、最終的に一つのコンポーネントとしてまとめます。 pagecomponent hiere コンポーネントとして実装するため、作成したコンポーネントは 同じ仕様の機能が要求されるページで再利用することができます。 仮想DOMについては開発者はあまり意識することはありません(仮想DOMを実現するために直接DOMをいじっちゃダメとかのお約束は意識する必要がありますが)。 ので、仮想DOMについての説明は他に譲るとして、早速コンポーネントを作成して、ブラウザで表示してみましょう。

index.htmlの作成

まずは、作業フォルダ/clientに、コンポーネントを表示するためのindex.htmlを作成します。 ソースの階層をどうするかは任意ですが、以降では 作業フォルダ  ┣ client←画面側のソース  ┃ ┣ scripts←jsを格納  ┃ ┗ index.html  ┣ node_module←npmでインストールしたライブラリが格納される  ┣ package.json  ┗ server←サーバ側のソース という前提で話を進めます。 index.htmlの内容は以下の通りです。
<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>tutorial</title>
  </head>
  <body>
    <div id="content"></div>
    <script src="./build/app.js"></script>
  </body>
</html>
作成したコンポーネントは、 <div id="content"></div> に挿入されるようにします。 <script src="./build/app.js"></script> については後ほど説明します。

コンポーネントjsxの作成

コンポーネント定義はJSXという、react独自のxml規約にのっとって行います。 client/scriptsにindex.jsファイルを作成し、そこにコンポーネントの定義をおこなってみます。
var React = require('react');//React.jsのライブラリをimport

//コンポーネントを定義
var Index = React.createClass({
  render:function(){
    return (
        <p>hoge</p>
    );
  }
});

//id='content'の要素にコンポーネント「Index」を挿入してレンダリング
React.render(
  <Index />,
  document.getElementById('content')
);
<p>hoge</p>とか<Index />とかタグのように見えている部分がjsxにあたります。 React.createClassを行うことによりコンポーネントが作成されます。 renderというfunctionでコンポーネントの内容をreturnします(決まり事)。 jsxの部分はそのままだとブラウザで表示できません。 ブラウザが解釈できるようにjavascriptにコンパイルしてあげる必要があります。

jsxのコンパイル

コンパイルするために、reactifyというライブラリを使います。 ライブラリなども含めて最終的に一つのjsにまとめたいので、browserifyも使います。 この2つの処理をまとめて行えるように、gulpというタスクランナーを使います。 ※reactify、browserify、gulpについて詳しく知りたい方はググってください。 というわけでコンパイルに必要なライブラリをインストールします。 npm install gulp browserify reactify vinyl-source-stream --save gulpは単独で実行できるように端末自身にもインストールしておく必要があります。 npm install gulp -g gulpのタスクを記述します。作業フォルダ直下に以下の内容でgulpfile.jsを作成します。
var gulp = require('gulp');
var browserify = require('browserify');
var source = require("vinyl-source-stream");
var reactify = require('reactify');

gulp.task('browserify', function(){
  var b = browserify({
    entries: ['./client/scripts/index.js'],
    transform: [reactify]
  });
  return b.bundle()
    .pipe(source('app.js'))
    .pipe(gulp.dest('./client/build'));
});
作成したら、gulpコマンドを実行します。 gulp browserify うまくいけば、{作業フォルダ}/client/buildにapp.jsが作成されているはずです。 これがindex.htmlの<script src="./build/app.js"></script>の部分になります。 コンパイルが終わったら、index.htmlをブラウザで表示してみてください。 コンポーネントで定義した内容が表示されたらOKです。

サンプルソース

https://github.com/kunitak/react-tutorial/tree/day1 次回→今からはじめるReact.js〜コンポーネントをまとめる〜

この記事を書いた人 : 國田健史

一覧へ戻る

開発についてのお問い合わせはこちら

お問い合わせ

JOIN OUR TEAM

積極採用しています。私たちと一緒に働きませんか?